一般に、個別株オプションは、株価指数オプションよりも企業固有のリスクが高い分、価格が高くなります。このため、相場全体が動く国政選挙や日銀会合に合わせてオプションを買うなら、日経平均のオプションを買ったほうが割安に投資できます。
一方、たとえば、メガバンクやトヨタの決算発表直前にオプションを買うなら、その個別株のオプションでないと意味がありません。
また、FOMC、米雇用統計、米鉱工業生産、ECB理事会などの海外イベントに投資するなら、すぐに動くFXオプションでないと、勝ち目が薄くなります。
これらは日本時間の夜に出るからです。さらに、OPEC総会の結果にペットするなら、石油株よりも原油です。石油株は株式市場全体の影響も受けてしまいます。最適な投資対象を選べば、オプション買い戦略の勝ち目が増します。
日経平均オプションなら上場商品も使えますが、クラッシュ時の流動性枯渇に難があります。日経平均対象のeワラントは、小口投資と夜間取引に優位性があります。NYダウと(ンセン指数へのオプション買い戦略は、日本国内ではeワラントでだけ実現可能です。
また、国内上場株のオプションを買えるのは、実質的にeワラントだけです。外国為替オプションと原油・金・銅・コーンも、日本国内ではeワラント以外にまともなオプションの買い戦略を実現する手段はありません。3つのツボを抑えて、eワラントでオプション買い戦略を使いこなし、勝ち目を増やしましょう。