今回は国内バイナリーオプションで儲けるためには何が必要なのかを、投資家の皆様からいただいた質問をもとに考察してみたいと思います。
国内バイナリーオプションを始めて今年でもう4年になるのですが、いまだに損切って決済が苦手です。どうすれば損切りができるようになるか、けっこう真剣に悩んでいます!(富山県:Kさん)
損切りしたくないから捐切りできない。損切りに関するお悩み相談は、本当に多いです。もしかして、一番多いかもしれません。まず、心の中で自身に問うてほしいのですが、なぜKさんは損切りをしないといけないと思っているのでしょうか。実はここがとても大事で、本当は納得していないことが、損切りができない理由である場合が多いのです。
私が投資を始めたころと違って、今はいたるところにちゃんとした情報があります。今皆さんに読んでいただいているこの雑誌もそうですし、書籍やインターネット上の記事などに、有用な考え方はたくさんあります。そして、ほとんどの国内バイナリーオプション解説記事では、「損切りをちゃんとする」ことが、勝ち組になる必須条件であるとされています。おそらく、ちゃんと勉強している方なら、何度もそういった記事を読んだことがあるでしょう。
そして真面目な人ほど、こういった情報に基づいて行動しようとするもの。なのに、損切りできないのはなぜか。ずばりそれは、「損切りしたくない」と思っているからです。頭では分かっていても、心の底で納得していないから、自ら負けを確定させる行動をためらってしまいます。もっというと、損切りしないで放置しておけば、いずれは元値に戻って損失がなくなるから、損切りしなくて良いのでは?という心理もあるかもしれません。
ですので、することは一つ。本当に損切りをした方が良いのか、検証をするのです。何らかのトレードアイデアがあるとして、長期間のデータに基づいて、損切りをした場合と、しなかった場合で、どちらが儲かるのか調べれば、自ずと答えは出ます。やり方によっては損切りしない方が良い手法もあるでしょう。単なる知識ではなく、納得や体験があれば、自然と損切りできるようになるはずです。
・心の中で納得しておらず、本当は損切りしたくないと思っていませんか?
・損切りすべきかは検証すればわかる。
・納得や体験が行動を決める。
それなりに国内バイナリーオプションの勉強をしてきて、デモトレードだととても儲かるのですが、リアルトレードだと怖くてロットをかけられません (東京都:Yさん)
多くの億トレーダーはゲーム感覚で参加そんなに多くないのですが、チャート分析や相場の仕組みをしっかり勉強しているにもかかわらず、恐怖心があるため積極的にトレードができない方がいらっしゃいます。そういうタイプなのでしょうね。
対処法としては、やはり慣れでしょう。少しずつ取引ロットを大きくしていきながら、勝ちと負けを体験していくしかありません。もともと技術的には勝てる人という前提で話しますが、ある口ット数で急に成績が悪化するようなら、メンタルが許容できる水準を超えていると判断できます。そのロット数付近でのトレードに、ゆっくり慣れていきましょう。
もう一つの考え方があって、それはトレードをゲームのように解釈して参加することです。私はこれまでたくさんのプロ、いわゆる億トレーダーを見てきましたが、彼らは投資でお金をやりとりしている感覚を持っていません。数字が増えたり減ったりするゲームを淡々と繰り返しているだけです。
億トレーダーでなくても、ドル円の10万通貨取引は日本円に直すと約1000万円です。この取引サイズを日常生活における金額で考えてしまうと、手がすくんでも無理はありません。またトレードで勝ち負けする金額を、物やサービスに換算するのもやめましょう。10万円負けたら、このお金で温泉に行けたのに、と考えるようなメンタルでは、国内バイナリーオプションなどできませんよね。
国内バイナリーオプション口座に預けている資金は、出金するまでは現実のお金ではありません。あえていえば、ゲームに参加するためのチップのようなものです。これくらい現実世界とは違う感覚でトレードをした方が、冷静に儲け(利益)を追えるのではないかと思います。せっかく知識や技術はあるのですから、あとは国内バイナリーオプションをいかにゲームのように楽しむかですね。
・小さなロット数から慣れていく
・国内バイナリーオプションの取引単位や損益を現実の世界に換算してはいけない
・ゲーム感覚で参加してみよう