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FX独自のギャンブル性の要因

FX独自のギャンブル性の要因は高いレバレッジにある

2015年も残すところ、あとわずかですね。読者の皆さまの今年の成績はいかがでしたか?

2015年は米利上げが年間の一大テーマでしたが、それに反して「米ドル/円」は過去数年の一本調子の上トレントでなく、アベノミクス3年目の相場は大変難しかったと思います。「ユーロ/米ドル」も結果的に概ね1.05~1.15ドルのレンジであり、方向感はありませんでしたね。筆者自身は2016年も一層難しく、トレンド転換を内包する年との印象をもっています。

今回は、経験者の方も、これからFXを始める初心者の方も、2016年に向け、堅実に利益を出せるために、今さらながら「ギャンブル性の高いFXではなく、堅実な資産運用としてのFX」を考えていきたいと思います。

まず、FXにギャンブル性があることは否めません。これは株式投資でも、投資信託でも同様です。

ギャンブルをきれいな言葉で置き換えると、「投機性(的)」ですが、投機でも投資でも、元本保証のない金融商品には多かれ少なかれギャンブル性がつきまといます。

FX独自のギャンブル性の要因を考えてみますと、手元資金以上の投資が可能、国内商品最大25倍のレバレッジが使える。24時間いつでも投資可能なことは、逆に、夜中や空白時の不測事態に対応しにくい。

差金決済のため、株式投資のように、企業の業績向上に比例した総和拡大が生まれず、利益を得た人の反対側には損失を出した大がいる、いわゆる「ゼロサム」である。の3点が大きく挙げられると思います。

なかでもやはり、このレバレッジの高さがギャンブル性を高めます。25倍が高いということは、他の金融商品と比べてみても、たとえば、中級者~上級者向けといわれている株式信用取引は約3倍、日経平均先物で約10倍であることから推測できます。

25倍ではわかりにくいので、マージン(資金)比率に直すと4%です。4%以上の値動きは株式や商品市場と違って、先進国問の通貨ペアの日足では過去めったにありませんが、未来もそうとはいえません。

最大レバレッジをかけている状態は、常にロスカットの危険にさらされているといえます。しかも、取引所取引は開いている時間が決まっていますので、場が終われば利益も損失もその時点で限定されるのに対し、FXは週末まで「場が閉じる」という概念がありませんので、時間軸から見ても、レバレッジポジションはいつも市場リスクにさらされています。

この時間軸に関わることがギャンブル性に繋がります。通常でない経済状態や(テロや国家破綻のニュースなど)、そこまでいかなくても、○○ショックや、2010年5月のNY市場に発生した「フラッシュークラッシュ」のような、原因が特定されない一瞬の大変動もあります。

さらに、事実でなくても、ヘッドラインや思惑だけで想定外の値幅が増幅されますので、高いレバレッジは一瞬でロスカットとなってしまいます。

ギャンブル性の定義は「自分の手の及ばない偶然性」

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